わたしは意思決定が遅いし、優柔不断だ。あげくに自分の決定に後悔することもしばしば。
ある人から聞いた話なのだが、コンサルタントなどに最も必要なことは「素早い決断」だと聞いた。トップビジネスパーソンに意思決定能力は必要だということがわかった。
そんな時に見つけたのが『1分間意思決定』でした。
この書籍は『1分間マネジャー』『1分間リーダシップ』の「1分間」シリーズの1つである。
実はマネジャーやリーダーシップは取り上げられることは多いが、意思決定はあまり聞いたことがない人が多いかもしれない。

Contents
こんな人に読んで欲しい
- 決断力を身につけたい
- 的確な意思決定を行いたい
- しかもスピーディーに
ビジネスの現場だけでなく、日常のあらゆる場面で意思決定を行なっている。
そして、意思決定については、より早く、より正確な意思決定を行うことが日増しに強く求められている。
決めることに対して多くの人がストレスを溜め込み、自信をなくしている人は少なくないはず。
そして、一度自信を失い、優柔不断におちいれば、さらにストレスを溜め込み、自信をなくす。
これでは負のスパイラルだ。
そんな人に是非読んでいただきたい。
よい意思決定をするにはやめること
「的確な意思決定をするためには、まず、よくない意思決定をもとにしていることをやめること」(P8)
よくないとわかっていても続けてしまうことってありますよね。
だらだらネットサーフィンとか、甘いお菓子を食べ続けてしまうとか。
「資格勉強をしたい!」「ダイエットをしたい!」と思っていても、「ネットサーフィン」や「甘いお菓子を食べ続ける」ことをやめないといけませんよね。
続ける習慣ややめる習慣でも書きましたが、人は変化することは大キライだ。
いままで慣れひたしんだことを続けたい。
これと同じですね。
よい意思決定を行いたければ、よくない意思決定を元にしていることはやめる
2つの問いを自問することでよい意思決定ができる
よい意思決定をするには、「実際的な問い(頭を働かせる問い)」と「内面的な問い(心を見つめるための問い)」の2つの問い。
そして、問いには「イエスかノー」ので答えるシンプルな方法。
頭を働かせる3つの問い
- 本当に必要なことに応えているか
- 選択肢がわかっているか
- 考え抜いているか
本当に必要なことが何かを考えるには、『ただ自分が望んでいることなのか、それとも本当に必要なことなのか?』を自分に問う。
大事なのは本当に必要なことに焦点を絞ること。
それから望むことができる。
ここが最も大切な部分だ。
心をみつめるための3つの問い
- 自分に正直になっているか
- 直感を信じているか
- 自分の価値を信じているか
この中で「自分の価値を信じているか」が一番難しいと思う。
何を信じているかを知るには、自分の行動を振り返ってみる。
もし、それでもわからない場合は、以下のような本を参考にしてみるといい。
イエスかノーかのシンプルな問い
紹介した通り、1分間意思決定は、6つの問いに対して「イエス、ノー」で答えるだけのシンプルな方法だ。
『ノー』ならもう一度考え直す。
例えば「今からブログを書くべきか?」と言う問題があったとする。
これに「イエス」と即答できるなら、後悔することもない。
しかし、すぐに「イエス」が出てこなかったら、「ノー」と思っている自分がいる。
きっと、「今日は体調が悪いから早く寝たほうが良い」「洗い物が溜まっているからやらないといけない」「ゲームしたい」「お酒飲みたい」などあるはずです。
この時、「本当に重要なこと」なのか「自分が望んでいること」なのかを考え抜くことです。
「ゲームしたい」「お酒飲みたい」は明らかに自分が望んでいることですよね。
体調や家事に関しているので、一見すると全て重要そうです。
この場合は、「どれがもっとも重要か」を考える。
些細なことでも、Yes or Noの意思決定を繰り返し、的確な意思決定ができるようになりましょう。